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【Alden超入門】初めてオールデンを買おうと思った方に捧ぐまとめ!

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この記事は、次のような方に向けて書きました!

  • オールデン初購入を考えている方
  • 雑誌やネットの情報を見てもよく分からない方
  • 手探りで1,2足買ったけど、分からないことが多い方

正直オールデンは、初心者には全体像が掴みにくいブランドです。

その理由は、主に3つあります。

  1. ショップや国によって、展開モデル・ラスト・カラー等が大きく異なる
  2. ここ10年を見ても、展開カラー・ラスト・販売方法等が変わった(今も変わり続けている)
  3. ショップや個人によって、発信する情報が断片的になりがち

そこでこの記事では、「全体像を理解するための基礎知識」をご紹介します!

この記事を読んで頂ければ、

  • どんなモデルがあるの?
  • コードバン靴って希少なの?
  • 一体どこで買えるの?どこで買うべきなの?
  • ウイスキーコードバンって、もう製造されてないの?

こういった疑問が解消されるはずです。

僕はこれまで、新品・中古のオールデンを、国内外で数十足買いました。

そして日本のオールデンファンはもちろん、海外の超絶コレクターともやり取りをしています。

この記事には、そこで得た知識・経験を総動員しました!

※ 逐一断りませんが、僕が知る限りの情報、個人的な見解です。

Alden(オールデン)超入門・目次!

【Topic1】どんな素材があるの?

【Topic2】どんなカラーがあるの?

【Topic3】どんなモデルがあるの?

【Topic4】どんなラスト(木型)があるの?

【Topic5】どこで買えるの?

【Topic6】どこで買うべきなの?

【Topic7】価格はどれくらいなの?

【Topic8】最初に買うべきモデルは?

【Topic9】レアカラーはどうやって手に入れるの?

【Topic10】靴磨きや履きおろし前の準備は何をすれば良いの?

【Topic1】どんな素材があるの?

アメリカ・シカゴのHORWEEN(ホーウィン)製Shell Cordovan(シェルコードバン)を使用した革靴が超有名!

オールデンに興味を持つ方の大半が、最初はコードバンだと思います。

ただ、コードバン以外でも複数の素材が展開されています。

基本として抑えたい3つの素材!

  1. コードバン
  2. カーフ
  3. スエード

コードバンは、「希少」や「枯渇」と言われることがあります。

確かに一頭の馬から採れる量は少ないですが、「市場に出回ること自体が希少」ということはありません。

ショップによっては「数年ぶりの入荷」ということもあるようですが、アメリカではどんどん製造されてます。

【Topic2】どんなカラーがあるの?

Instagramやブログを見ると、様々なカラーを見かけます。

一方で、「レアカラー」という単語もよく見かけます。

一体どれがレアカラーで、どれくらいレアなのか、分かりづらいですよね。

基本素材のカラー展開!

  • コードバン
    →13色(定番2色+レアカラー11色)。呼び方は全ショップ共通。
  • カーフ
    →おそらく3~5色程度。ショップによって呼び方が違うのでややこしい
  • スエード
    →おそらく5~10色程度。ショップによって呼び方が違うのでややこしい。

コードバンは13色!

  1. ダークバーガンディ(カラー8(エイト)、No.8(ナンバーエイト))
  2. ブラック
  3. ウイスキー
  4. シガー
  5. ラベロ
  6. マホガニー
  7. カラー2
  8. カラー4
  9. ダークブラウン
  10. エスプレッソ
  11. アマレット
  12. モカ
  13. オールドブロンズ

定番色はブラックとダークバーガンディのみ!

「常時在庫が豊富」とは言わないまでも、店頭やネットで普通に買えるのはブラックとダークバーガンディーのみ。

それ以外が、「レアカラー」と呼ばれます。

すぐ購入できるカラーが豊富なブランドだと、最初に何を買うか迷います。

その点オールデンは、「一足目はコードバン」という方が多く、普通に買えるのは2色なので、ある意味選びやすいです。

もちろん、一足目から中古市場でレアカラーを買うのもありです!

レアカラーでも事情は様々!

一口に「レアカラー」と言っても、継続的にリリースされているカラーもあれば、一時期だけリリースされたカラーもあります。

具体的には次の通りで、継続的にリリースされているのはウイスキー・シガー・ラベロの3色。

その他の色は、今後のリリースは未定です。

  • ウイスキー・シガー・ラベロ
    →継続的に製造されているカラー(とは言え普通に買える状況ではありません)。
  • マホガニー
    →「廃盤」と言われていましたが、2017年に2つのショップ(Alden of Carmel,Brick + Mortar)から各1モデルリリース。
  • カラー2
    →2014年〜2015年、2つのショップ(Alden of Carmel,Tassels)から各1モデルリリース。
  • カラー4
    →2010年〜2012年頃、12モデルリリース。
    2020年、約8年ぶりに復活し、その後多くのモデルがリリース。継続的にリリースされるとの噂(それでもレアカラーはレアカラー)。
  • ダークブラウン
    →2009年、Alden125周年を記念して日本限定で7モデルリリース。
  • エスプレッソ
    →2016年、株式会社ラコタ25周年を記念して日本限定で2モデルリリース。
  • アマレット
    →2018年、3つのショップ(CITISHOES,Leather Soul,もう1つは不明)から各1モデルリリース。
  • モカ
    →2018年、2つのショップ(Leffot,Cappelletto)から各1モデルリリース。その後、Alden San Franciscoなどから複数リリース。
  • オールドブロンズ
    →2019年4月、オールデン社が直々に作った上で、アメリカを含む複数のショップに同じモデル(キャップトゥブーツ)を配布。今後のリリースは不明。

各レアカラーのモデルリスト

カーフ&スエードについて

ショップが独自の名前を付けられるため、「違う名前でも同じカラー」という場合は多いです。

また写真や個体差で結構差があるので、正確な展開数は分かりません。

ただブラック・ライトブラウン系・ダークブラウン系はあるので、革靴としての基本色は抑えられています。

なお、コードバン以外の素材ではレアカラーはありません。

【Topic3】どんなモデルがあるの?

別注品ではない「カタログモデル」は、実はそれほど多くありません。

※カタログは、Alden本社HPで見られます。

他方、ショップ独自の別注品は頻繁にリリースされています。

ただ別注品とは言え、プレーントゥやロングウイングチップ等、ベースとなるモデルは決まっています。

ベースとなる現行モデルは、下記記事にまとめました。

【Topic4】どんなラスト(木型)があるの?

ラストによって、フォルム・履き心地・サイズが変わります。

最も基本となるラストは、バリーです。

日本ではモディファイドも有名ですが、モディファイドのコードバンモデルを作れるのは日本・ANATOMICA・Moulded Shoe(アメリカ)のみ。

カーフならAlden NYやThe Shoe Mart等も作れますが、アメリカでの展開は少ないです。

基本ラストは13種類!

画像出典:The Shoe Mart

上記画像のラストに、379X・トムを足した13種類が基本です。

  1. バリー
    →990(バーガンディコードバン・プレーントゥ)、975(バーガンディコードバン・ロングウイングチップ)、1339(バーガンディコードバン・チャッカブーツ)など
  2. トゥルーバランス
    →インディブーツなど
  3. モディファイド
    →54321(バーガンディコードバン・Vチップ)など
  4. バン
    →主にローファー
  5. トレモント
  6. グラント
  7. レイドン
  8. プラザ
  9. カプリ(コプレイ)
  10. ハンプトン
  11. アバディーン
    →2210(バーガンディコードバン・NST)、タッセルローファー等。
  12. 379X(通称:ミリタリー)
    →日本のタンカーブーツなど。2018年からアメリカ本土でも展開スタート。
  13. トム

国やショップによって基本ラストは異なる!

日本の基本ラスト

  • バリー
  • モディファイド
  • 379X
  • バン

アメリカの基本ラスト

  • バリー
  • プラザ
  • アバディーン
  • バン

初オールデンにオススメのラスト!

  • 紐靴・・・バリーかモディファイド
  • ブーツ・・・バリーか379X
  • ローファー・・・バン

理由は、定番モデルに使われているラストで、ユーザーも多いためサイズ感が掴みやすいからです。

サイズについての記事一覧

【Topic5】どこで買えるの?

大別すると、①日本か海外か、②新品か中古(未使用品含む)かによります。

それぞれメリット・デメリットがあり、どれが一番良いとは言えません。

どれか一つに絞る必要はなく、欲しいモデル・予算・コンディション等によって使い分けるのがオススメ!

詳しくはこちらに書きました。

【Topic6】どこで買うべきなの?

Topic5でご紹介したメリット・デメリットを理解した上で、何を重視するか次第です。

初オールデンであれば、やはり店頭で実際に見て・履いて買うのがオススメ!

【Topic7】価格はどれくらいなの?

Topic5同様、①日本か海外か、②新品か中古(未使用品含む)かによります。

あえてザックリ言うと、海外で買う方が安い傾向にあります。

とは言え日本の店頭で買えば、実物を見て買える、試着できる、直接接客を受けられる等の大きなメリットがあります(通販でも、トラブル時の対応が楽)。

もちろん、魅力的な日本限定モデルも沢山あります。

また、個人輸入特有のデメリットもあります(日本語が通じない、実物を見て買えない、試着できない、トラブル時の対処が大変等)。

ですから、価格だけを見て「個人輸入の方が良い」とは言えません。

具体例1(日本で新品を買う場合)

例えばラコタハウスで定番975(バーガンディコードバン・ロングウイングチップ)を買うと、140,800円(税込)。

他方SHIPSで全く同じモデルを買うと、123,200円(税込)。

2016年にラコタハウスで値上げがあった際、価格が2種類に分かれた記憶です。

理由は分かりませんし、この先も分かりません。

時折、「安い方は品質が悪いのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。

しかし同じ型番であれば同じモデルであり、品質に差は無いという認識です。

ただし同じモデルでも、ラコタハウス以外だとインソールがダブルネームになることがあります。

それが「良い」という方も、「嫌だ」という方もいらっしゃいます。

具体例2(アメリカで新品を買う場合)

先程例に挙げた975をAlden NYで買うと、$782。
仮に$1=110円で計算すると、86,020円です。

ただ日本への発送不可のため、転送業者の利用等が必要です。

そして上記本体価格に、
・ショップからアメリカ国内の転送業者等への送料
・転送業者等から日本への国際送料
・税金
が上乗せになるので、本体価格だけで考えないようにご注意下さい。

転送業者は、ずっとOPAS(オパス)を使っていてオススメです。

それ以外の国

国によって通貨が異なり、レートも変動するので一概に言えないところです。

また、そもそも日本への発送不可というショップ(国)も多いです。

レアカラーは別格

中古市場でレアカラーの未使用品となれば、15万円以下はまずありません。

モデルによっては、20万円以上も珍しくありません。

仮に日本のショップから直接買うことができても、15万円前後。

アメリカのショップから直接買えれば、基本的に$1000以下で買えますが、ショップによっては$1500前後です。

しかし、そもそも直接買うこと自体が至難の業です。

何足もノーマルモデルを買って、ようやくレアカラーを一足回してもらえるショップも少なくありません。

【Topic8】最初に買うべきモデルは?

それがどんなモデルであれ、「欲しい」と思った靴を買うべきです!

とは言え、選択肢が多すぎると選びづらいです。

強いて言えば、次の3モデルがオススメです。

  1. ダークバーガンディコードバン×プレーントゥ(990)
  2. ダークバーガンディコードバン×ロングウイングチップ(975)
  3. ダークバーガンディコードバン×Vチップ(54321)

詳しくはこちらに書きました。

【Topic9】レアカラーはどうやって手に入れるの?

インスタやブログを見ると簡単に手に入ったように見えますが、「こうすれば買える」という絶対的な攻略法はありません(それがあれば、そもそもレアじゃないです)。

アメリカの場合は、ノーマルモデルを何足も買ったり、ショップと信頼関係を築いたり、いち早く情報を手に入れる人脈を築いたり、かなりの時間・労力・費用が必要なケースは珍しくありません。

他方日本の場合、店頭販売や抽選販売が採られる傾向にあり、偶々店頭で出会ったり、抽選に当たるケースもあります(確率は極めて低いですが…)。

僕なりの方法論は、下記記事にまとめました!

【Topic10】靴磨きや履きおろし前の準備は何をすれば良いの?

  • 履きおろし
  • 保管
  • 靴磨き
  • 修理

それぞれの過程で、「どうすれば良いんだろう?」という疑問が生まれます。

僕のやり方をまとめましたので、下記記事をご覧ください。

【関連】オールデン初心者に捧げるまとめ!

オールデンに興味を持って3年以下の方に向けた連載です。

本記事より踏み込んだ内容になりますが、基礎知識を書いてます!

【関連】そもそも、なぜオールデンにハマる人が続出するのか?

【関連】靴職人カタオカケンさんの「はじめてのオールデン」もオススメ!

まとめ

オールデン初購入を考えている方や、雑誌やネットの情報を見てもよく分からない方に向け、オールデンで展開されている素材・カラー・モデル・ラスト(木型)、どこで買えるのか?価格はどれくらいなのか?最初に買うべきモデルは?レアカラーはどうやって手に入れるのか?といったテーマで基礎知識をまとめました!

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