USEDオールデンをリーズナブルに買う5つの事前チェックリスト!
- オールデンUSED市場の穴場!
- サンプルとして、先日ネットで購入したトムラスト・ローファー!
- ダイヤの原石を掘り当てる5つのチェックリスト!
- ①インソールロゴがかなり残っている・・・目安:85〜90%以上。
- ②ヒールとトゥがオリジナルの状態(=交換されていない状態)、かつ、あまり減っていない・・・目安:ヒールは半分以上残っている。トゥは靴裏の糸が消えていない程度。
- ③アウトソール(靴裏)がオリジナルの状態、かつ、状態が良い・・・目安:土踏まず部分あたりのAldenロゴが70〜90%程度残っている。
- ④傷・スレ・汚れが目立つ。
- ⑤相場より1〜2万円程度安い
- 情報不足の場合は勇気を出して追加写真をお願いしよう!
- 結局は総合考慮!
- 僕が買ったトムラスト・ローファーの結果は!?
- まとめ
- 関連記事:オールデンをネットオークションやUSEDで買うための3つの心構え!
オールデンUSED市場の穴場!
オークションや中古ショップで販売されているAlden(オールデン)には、次の2種類があります。
- 磨いて出品されている靴・・・・出品者である個人やショップが磨いている場合/磨いた状態で買取ショップに売られ、そのショップが出品した場合など
- 磨かずに出品されている靴・・・単に手を抜いているとは限らず、あえてそのまま出品している場合/磨く時間が無い場合など
実は、「磨かずに出品されている靴」は穴場です!
なぜなら、磨けばキレイになるはずの傷・スレ・汚れ・使用感などが減点要素となり、価格が低く設定されている靴があるからです。換言すれば、「磨かれていれば、もっと高く設定されても良い靴」がUSED市場には存在します。
この場合、購入して自分で磨いて、傷・スレ・汚れ・使用感を緩和・解消できれば、結果的にリーズナブルに購入できたことになります。
ポイントは、「磨かれていないが故に安く設定されているのか」、それとも「そもそも磨かれていてもその価格なのか」を見極めること!
今回は、磨けば光るダイヤの原石とも言うべき、「磨かれていないが故に安く設定されているオールデンを見極める方法」です!
サンプルとして、先日ネットで購入したトムラスト・ローファー!
買った時の状態です。
雨染みっぽいのが付いていますし、履き皺も強めに入っています。
スレや傷もかなり多い!
ここからが大事!果たしてこの靴は、磨かれていないが故に安く設定されているダイヤの原石なのか?それとも磨かれていてもその価格が妥当な靴なのか?
もし前者であれば、自分で磨いて、傷・スレ・汚れ・使用感を緩和・解消できれば、リーズナブルに購入できたことになります!
ダイヤの原石を掘り当てる5つのチェックリスト!
[box]①インソールロゴがかなり残っている・・・目安:85〜90%以上。
②ヒールとトゥがオリジナルの状態(=交換されていない状態)、かつ、あまり減っていない・・・目安:ヒールは半分以上残っている。トゥは靴裏の糸が消えていない程度。
③アウトソール(靴裏)がオリジナルの状態、かつ、状態が良い・・・目安:土踏まず部分あたりのAldenロゴが70〜90%程度残っている。
④傷・スレ・汚れが目立つ。
⑤相場より1〜2万円程度安い。[/box]
傷・スレ・汚れは1回の使用でも付きますが、①〜③はある程度使用しないと劣化しません。ということは、①〜③を満たすオールデンは、まだまだ状態が良いわけです。
そして、相場より1〜2万円程度安ければ、自分で傷・スレ・汚れを緩和・解消できれば、結果的にリーズナブルに買えたことになるわけです!
では、それぞれ見ていきましょう!
①インソールロゴがかなり残っている・・・目安:85〜90%以上。
これは90〜95%残っていました。
②ヒールとトゥがオリジナルの状態(=交換されていない状態)、かつ、あまり減っていない・・・目安:ヒールは半分以上残っている。トゥは靴裏の糸が消えていない程度。
半分以上残っています。
トゥの状態も良いです。
ただ、ヒールとトゥは、ソールの返りの良さと歩き方にかなり左右されますので、他の要素も合わせた総合考慮が必要です。
③アウトソール(靴裏)がオリジナルの状態、かつ、状態が良い・・・目安:土踏まず部分あたりのAldenロゴが70〜90%程度残っている。
正直あまり状態は良くないと思いました。ただ、土踏まず部分のロゴがわずかに確認できるので、オリジナルの状態ではあります。
汚れ方は歩く場所によっても変わるので、これも他の要素も合わせた総合考慮が必要です。ちなみに僕は、階段は1段飛ばしが基本なので(笑)、靴裏の土踏まず部分の劣化が激しいです。
たまに、オールデン純正に似せたデザインでオールソールされていることがあり、オリジナルと見間違えることがあります。もちろんこれは悪意があるのではなく、「純正に近いデザインでオールソール」をされた結果だと思います(僕でもそうします)。
ただ、中古ショップがそれに気付かず「使用数回程度」と表示していることがあります。ですから、「そもそもアウトソールがオリジナルかどうか」の確認は重要!
オリジナルかどうかを見極める方法は、オールデンロゴが僅かでも残っているかどうかです。
ラコタハウスでオールソールするとオールデンロゴが付いてきますが、「HORWEEN GENUINE SHELL CORDOVAN」のロゴと「MADE IN U.S.A」の文字が無いので見分けがつきます。本国レストレーションでもデザインが変わります。
④傷・スレ・汚れが目立つ。
「これは磨けば解消・緩和できそうか」をしっかり確認してください。これは自分で何度も靴磨きをした経験が生きます。
⑤相場より1〜2万円程度安い
①〜④を満たした上で、相場より1〜2万円程度安い場合は、磨かれていないが故に安く設定されている可能性が高くなります。反対に、2万円を超えて安ければ、気づいていないダメージ等があるかもしれないので慎重に(出品者が相場をあまり考慮していない可能性もありますが)。
「相場」が何を指すかというのは難しいところですが、ヤフオクの落札相場などを調べるとある程度は分かります。
情報不足の場合は勇気を出して追加写真をお願いしよう!
①〜④(特に①〜③)を判別するための写真がアップされているとは限りません。その場合は、勇気を出してお願いしましょう。
応じてくださるかどうかは売り主(個人・ショップ問わず)次第です。快く送ってくださる場合、個別の対応はしていないと断られる場合、返信がない場合、色々です。もし追加をいただけない場合は、無理せず引くことも重要です。
結局は総合考慮!
5つの着眼点をご紹介しましたが、どれか一つが決定打になるというよりは、総合考慮です。
今回のローファーは、アウトソールはいまいちでしたが、インソールロゴがかなり残っていること、ヒール・トゥの状態が良いこと、傷やスレは磨けば何とかなりそうだと思ったことから、購入を決断しました。
僕が買ったトムラスト・ローファーの結果は!?
ダイヤの原石でした!実際に磨いてどこまで復活したか、次回書きたいと思います!
追記:書きました!
まとめ
オールデンUSED市場に存在する、「磨かれていないが故に安く設定されている靴」。購入して自分で磨いて、傷・スレ・汚れ・使用感を緩和・解消できれば、結果的にリーズナブルに購入できたことになります!その見極め方についてご紹介しました!
関連記事:オールデンをネットオークションやUSEDで買うための3つの心構え!