靴磨き職人オススメのシューケアグッズ#4 | クリーム塗布後のブラシ編
靴磨き職人オススメのシューケアグッズ!
靴磨きで悩ましいのは、「道具選び」!
様々な製品がリリースされ、選択肢は非常に多いです。
しかし、「どれも良く見えて選べない!」という方も多いはず(僕もそうです!)
そこで5人の靴磨き職人さんに、オススメのシューケアグッズをご紹介頂きます!
靴磨き職人さんは、本当は革靴の状態等に応じて道具を使い分けます。
しかしここでは「靴磨きはしたい(好きだ)けど、道具選びに困っている」という主に初心者向けに、あえて厳選して頂きました!
「これが正解」という趣旨ではなく、道具選びの参考になれば嬉しいです!
第4回となる今回は、「クリームを塗った後のブラシ編」!
以前ご紹介した「靴磨きの最初に使うブラシ」は、ホコリや砂を落とす目的。
今回のブラシは、クリームを塗った後、そのクリームを刷り込みつつ、余分なクリームを取り除く目的。
目的が違うので、使うブラシも異なります。
使い方や「こういう場合はどうなの?」といった疑問があれば、職人さんに連絡してみて下さい。
そして、是非プロの靴磨きも体験してみて下さい!
1.「BLoom Shine」SAKUさん
オススメ:荒川産業「ドイツブラシ ブリストル」
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ドイツ製の、高級豚毛100%のブラシです。
持ちやすいサイズで、高級ブナ材を白木仕上げにした柄は手馴染みも良いです。色別に揃える必要があるので、定価500円(税別)という価格も嬉しいです。
入門には最適な、コスパ最強のブラシです!
2.「Glayage KYOTO」樺澤 幹人さん
オススメ:DASCO(ダスコ)ブリストル ブラシ スモール
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クリーム塗布後のブラシは、色によって分ける必要があります。
ただ初心者にとって、高級ブラシを何個も買うのは大変。そこで、まずはコスパ重視で選ぶのもアリ。
その意味で、DASCO(ダスコ)の豚毛ブラシは入門編としてオススメです。高級品と比べると差はあるかもしれませんが、適度なコシと手に収まりやすいサイズ感で、ブラッシングもしやすいです。
3.「丸屋」渡邉 広太さん
オススメ:SaphirNoir(サフィールノワール)ブリストルポリッシャーブラシ
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硬すぎず、柔らかすぎない、絶妙なコシです。
ここは好みもありますが、自分はこのコシが好きです。クリームを馴染ませる十分なコシが有りながら、硬すぎないので革にも負荷を掛けません。
ただし角が鋭利なので、革靴にぶつけないようにご注意下さい。
4.pororiさん
オススメ:Zapatro(サパトロ)新ポリッシュブラシ 豚白毛
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靴磨きに興味を持たれる方は、いずれ「良いもの」を購入される方が多いです。
そこで、早い段階から「良いもの」を揃えておくのもお勧めです。とは言えあまり高いと負担が大きいので、「良いのにリーズナブルなブラシ」の最高峰、サパトロをお勧めします。
「手植え+しっかりコシのある豚毛+持ちやすい小判型」という高品質にも関わらず、安い!
余分なクリームを取りつつ、しっかり押し込むイメージでブラッシングしてあげましょう。
5.「ヰ藤靴磨店」伊藤さん
オススメ:江戸屋「白豚毛 小判型 極上」
画像出典:江戸屋
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大定番のブラシです。
程良いコシと毛足の長さ、小判型によるハンドリングの良さは、流石一級品です。
Shogoからまとめ!
クリーム塗布後のブラシは、皆さん「豚毛」で共通!
そして全て、カーフはもちろんAlden(オールデン)等のコードバンにも使えます。
僕は数年間「コードバンには馬毛」と思っていたんですが、豚毛に変えました。
靴磨きの最初に使うブラシは、全足共通1個でもOK(僕は色別で分けてます)。
他方でクリーム塗布後のブラシは、色別に分ける必要があります。
そのため革靴が増えるとブラシも増えるので、費用も掛かります。
そこで、
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SAKUさん・樺澤さん・渡邉さんオススメのように、まずは安い物から始める
pororiさんオススメのように、「いずれ良いものを買うこと」を見越して、「良くてリーズナブルな物」を買う
さらに伊藤さんオススメのように、最初から最高級の物を買う
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いずれも、選択肢としてアリです。
ここは悩ましいですが、まずは通販や近所で気軽に買える物から始めても良いかと思います!
分からない点は職人さんにDMしたり、実際に磨いてもらって下さい!
※ご使用については、くれぐれも自己責任でお願いします!