2018.04.12 2019.01.04

Aldenの本場アメリカ帰りのコードバン専門靴磨き職人・Shiner Blackさんにインタビュー！

Shogo

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Contents

コードバン専門の靴磨き職人！
1.アメリカでのオールデンの立ち位置はどんな感じでしたか？
2.日本とアメリカの靴磨きの違いは何でしょうか？
3.現在コードバン専門の靴磨きをされているそうですが、靴磨きのキャリアを教えて下さい！
4.Shiner Blackさんの、コードバン靴磨きのこだわり・コンセプトを教えて下さい！
5.今はどういう形で仕事をされているのでしょうか？
6.靴磨きは自分でされる方も多いですが、どういう時にShiner Blackさんに依頼すれば良いでしょうか？
7.ブログでは、どういう情報を発信されるのでしょうか？
YouTubeに靴磨き動画アップされてます！
まとめ
僕も依頼しました！
Shiner Blackさんに依頼された方の体験記はコチラ！

コードバン専門の靴磨き職人！

ある日Instagramで、一目見て「美しい！」と叫びたくなるAlden（オールデン）に出会いました。

そのオーナーは、Shiner Blackさん！

プロフィールやブログを見ると、なんとオールデンの本場アメリカで約6年間靴磨きをされ、今は日本でコードバン専門の靴磨きをされているという異色の経歴！

もう、色々聞きたくて早速連絡。お話してみると、とても情熱的で誠実な方でした！

そこで今回は、

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「オールデンって実際アメリカではどうなの!?」

「日本とアメリカの靴磨きの違いは？」

「理想のコードバン靴磨きとは？」

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などなど、色々インタビューさせていただいたのでご紹介します！

1.アメリカでのオールデンの立ち位置はどんな感じでしたか？

個人的な感想になりますが、やはり「エグゼクティブの靴」というイメージで、「アメリカの商社マン・役員御用達」といった感じでしょうか。

ただ、エグゼクティブ層が皆オールデンを履いているかと言うと、もちろんそうではありません。逆も然りです。

オールデンは沢山磨かせて頂きましたが、コードバンやカーフなど、素材は様々でした。

カラーは、ビジネスマンの靴を磨くことが多かったせいか、黒とバーガンディが圧倒的に多かったです。

モデルは、ブーツを始め日本より様々な種類を履かれていました。

ラストは、モディファイド、ミリタリーは見ませんでした。よく見るのは、バリー、バン、アバディーン辺りでした。

これは面白い話です！確かにアメリカでも高額な靴ですから、エグゼクティブやバリバリのビジネスマンが履いているイメージ！

とは言え、Instagramなんかではデニムに合わせる方も見ますし、アメリカの中でも付き合い方はそれぞれのようです。

2.日本とアメリカの靴磨きの違いは何でしょうか？

これも個人の感想ですが、

・日本 = 宝石を扱うような慎重な靴磨き

・アメリカ = 削ぎ落とした簡潔で無骨な靴磨き

というイメージです。ただ、特にコードバンに関しては、どちらもそれぞれには無い良さがあります。

「宝石を扱うような慎重な靴磨き」というのは、よく分かります！特にレアカラーは！アメリカは、結構ガシガシ行くイメージです。

日本では水牛の角で凹凸を消すのを、アメリカだと鹿の骨でやったりしますよね。ワイルドです。

3.現在コードバン専門の靴磨きをされているそうですが、靴磨きのキャリアを教えて下さい！

通算で約10年、その内6年強、オールデンの本場アメリカで靴磨きをしていました。3,4年前に帰国してからも、靴磨き店で働いてきました。

そして今回、コードバン専門の靴磨き屋として独立しようと考えました。

日本とアメリカで靴磨き経験を持つ方は、かなり珍しいのではないでしょうか!?

4.Shiner Blackさんの、コードバン靴磨きのこだわり・コンセプトを教えて下さい！

コンセプトは、「至高のエイジングコードバンを作り上げる靴磨き」です。

考え方は人それぞれですが、私の場合は、「ワックスのみで艶・輝きを作り上げる」のではなく、「エイジングでコードバン本来の艶・輝きを作り上げる」という考え方です。

コードバン財布が良い例ですが、コードバンは、エイジングによって独特の艶と輝きが出ます。その本来の力を最大限引き出すことが、私が目指す靴磨きです。

そのために、日本とアメリカの靴磨きの良い所、そして私自身の知識と経験を融合させています。

アメリカの靴磨きの常識・技術・スタイルは、まだまだ日本に入ってきていないと感じます。

そこで約6年のアメリカ経験を通じて得た知識・経験も駆使して、皆様にとって唯一無二の「エイジングコードバン」を作り上げるお手伝いが出来たらと思います。

ちなみにワックスは非推奨派ではなく、むしろ推奨派です。ただ中心は、「革本来の艶と輝きを引き出すエイジング」です。そのためには的確な栄養が大事で、ワックスはあくまでもサポートと位置づけています。

アメリカ流の靴磨き、めちゃくちゃ興味あります！そして、日本とアメリカで靴磨きを続けてきたShiner Blackさんだからこそ出来る靴磨き、期待が高まります！

5.今はどういう形で仕事をされているのでしょうか？

「コードバン専門の靴磨き屋」として、郵送で靴をお預かりし、「コードバンのエイジング」に重点を置いた靴磨きをさせていただいております。

6.靴磨きは自分でされる方も多いですが、どういう時にShiner Blackさんに依頼すれば良いでしょうか？

ご自身でじっくり時間をかけて靴をエイジングされていく中で、

「今、栄養がきちんと入っているのか？」

「一度プロに診てもらいたい」

そういう風に思われたら、是非ご依頼下さい。その時限りの磨きではなく、状態を拝見して、今後のエイジングに備えるイメージです。人間ドックや車の定期メンテナンスに近いかもしれません。

「エイジングは、オーナー自ら作り上げていくもの」というのが私のスタンスですから、頻繁に送っていただく必要はないかなと思います。

なるほど！普段は自分でケアする前提で、一度あるいは定期的にお願いするイメージですね！

頻繁にお願いするのは手間も費用も掛かりますが、「定期的に診ていただく」というのは良いです！溺愛するオールデンで、至高のエイジングを堪能してみたい！

7.ブログでは、どういう情報を発信されるのでしょうか？

アメリカでは、コードバンに関する本や資料も沢山読みましたし、沢山の靴を磨かせて頂きました。

コードバンに関して、分からないこと、疑問に思われることも多いと思いますので、皆様のお役に立てる情報を発信していくつもりです。

いずれは、「コードバンのことならこのブログ！」と言われる位に成長させたいと思っています。