革靴(Alden etc)
PR

革靴のトゥスチールのメリット・デメリット・種類を徹底解説!

Shogo
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
Shogo
Shogo
Profile
ガジェット・デスク周り・革靴・財布・ファッションなど、生活や仕事が豊かになるモノを厳選して紹介しています。
プロフィールを読む

YouTube版も作りました!

靴磨きの方法や道具はこちら!

コードバン編

カーフ編

スチールを付けるべきか問題!

以前、「ハーフラバーを貼るべきか問題」について解説しました。

そしてハーフラバー同様、悩ましいのが「スチールを付けるべきか問題」!

そもそも「スチール」とは?

オールデンヴィンテージスチール

スチールとは、トゥスチール(トゥスティール)のことで、革靴のつま先に付ける厚さ数mmの金属です。

上の画像の「ビンテージスチール(ヴィンテージスチール)」をイメージする方も多いはずですが、これはトゥスチールの一種に過ぎません。

後ほどご紹介する通り、トゥスチールには色んな種類があります

トゥスチールを付けるメリット・デメリット!

メリット!

  1. つま先が減るのを防ぐ(摩耗防止)。←これが最大のメリット!
  2. ハーフラバーを貼った場合、つま先が削れてベロンベロンに剥がれるのを防ぐ。
  3. 格好良い(逆に、格好悪いという意見もあり)。

オールデンのような革靴は、新しい内は「返り」(しなり)が悪いです。そのため、つま先が激しく摩耗します(減ります)。

そこで、トゥスチールを入れることで、つま先の摩耗を防止・軽減するわけです!

「スチールは入れず、削れる度にレザー・ラバー素材で補修する」という考え方もあり得ますが、結構な速度で削れます。

となると、結構な費用・時間・労力が必要。

また、ウェルトまで傷めてしまうと、通常のオールソールより高額になります。

よく言われるデメリット!

  1. 滑りやすくなる。
  2. カチカチ金属音がする。
  3. 床が傷つく。
  4. 水に濡れると錆びる。
  5. 感触が損なわれる。
  6. 美観が損なわれる。

どんな種類がある?

厳密な分類ではありませんが、3種類ご紹介します!

  1. ビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)
  2. トライアンフスチール(トゥを削る埋め込み式or非埋め込み式)
  3. ラコタオリジナル・トゥプロテクター(非埋め込み式)

①ビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)

オールデンビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)オールデンビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)その2

ソールのつま先を少し削り、そこに埋め込みます。

オールデンビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)その3 オールデンビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)その4 オールデンビンテージスチール(トゥを削る埋め込み式)その5

段差がないフラットな仕上がり!

前・横からはほとんど分かりません。

②トライアンフスチール(トゥを削る埋め込み式or非埋め込み式)

オールデントライアンフスチール

色々種類がありますが、施工方法には2種類あります(※ネーミングは自分で考えました)。

  1. ビンテージスチール同様、ソールを削って入れる「埋め込み式」
    扇型(台形)のゴールドタイプをよく見ます。
    ビンテージスチールより面積が広く、多少滑りやすいかもしれません。
    ちなみに、ゴールドはメッキなので、剥がれるとシルバーになるようです。
  2. ソールを削らずに装着(固定)する「非埋め込み式」
    埋め込み式よりソール保護には優れる反面、歩く時の違和感が大きいようです。

オールデントライアンフスチール オールデントライアンフスチールその2 オールデントライアンフスチールその3

こちらは、非埋め込み式のジェリービーンズ。

3.ラコタオリジナル・トゥプロテクター(非埋め込み式)

オールデンラコタオリジナル・トゥプロテクター

ご存知ラコタハウスさんは、ラコタオリジナルの「トウプロテクター」(非埋め込み式)として展開!

他のスチールよりも滑りにくく、金属音が響きにくいのが嬉しいです。

ラコタオリジナルの「トウプロテクター」(非埋め込み式) ラコタオリジナルの「トウプロテクター」(非埋め込み式)その2

小さく・薄いので、非常に目立ちにくい!

オールデンの美観を損ねない「オールデンファースト」は、さすが輸入総代理店!

ラコタオリジナルの「トウプロテクター」(非埋め込み式)その3

金属がつま先ギリギリに付いていない分、ソールの先端が削れます。

ただ、「ある程度削れると削れにくくなる」という話も聞いたことがあります。

また、つま先ギリギリに付いていない分、「こちらの方が歩きやすい」というオールデンファンもいます!

付けるタイミングは?

未使用時がオススメです!

そもそも下ろしたてが一番削れやすいですし、ある程度削れた後だと、革の継ぎ足し代が必要になります。

費用は?

一般的には、埋め込み式の方が高額。ただ、具体的な金額はショップ次第です。

埋め込み式:3,000円〜5,000円(税別)、非埋め込み式:2,000円〜3,000円(税別)前後という印象です。

トゥスチールの交換も必要!

オールデントゥスチールの交換比較その1 オールデントゥスチールの交換比較その2 オールデントゥスチールの交換比較その3

スチール自体が摩耗するため、先端がレザーソールに達する頃に交換。

写真の靴は、そろそろ交換が必要です。この段階なら、革を継ぎ足して再びスチールを入れれば済みます。

僕の考え!

必ず未使用時にビンテージスチール又はジェリービーンズを付けます!

中古で購入した場合も、すぐに付けます。

理由は、摩耗防止と、度々補修に行くのが面倒だからです。

デメリットについてはどう考える?

  1. 滑りやすくなる。
    →特に滑りやすいと感じたことはありません。ただ、つま先から降りる階段等は要注意です。
  2. カチカチ金属音がする。
    →僕自身は気にならず、周りに迷惑が掛かる程では無いかと…。
  3. 床が傷つく。
    →これは考えたことがないのですが、「床が傷つくから入れない」というのは考えていません。
  4. 水に濡れると錆びる。
    →基本的にオールデンで濡れることが無いのと、錆びても気になりません。
  5. 感触が損なわれる。
    →確かに、後ろに蹴る時に金属の感触はあります。好き嫌いの問題ですが、僕は大丈夫です。
  6. 美観が損なわれる。
    →特に格好良いとも悪いとも思いません。

結局は、総合考慮!

個人的には、余程強い「付けない理由」が無ければ、未使用時に付けるのがオススメ

種類は悩みますが、強いこだわりが無い限り、「信頼できて、かつ、通いやすいショップで取り扱いのあるスチール」がオススメです!

まず、信頼できることが大前提。どんなに安かったり、スチール自体が高品質でも、取り付け方や対応が悪いのはNG。大切な革靴ですから。

また、交通費・送料も侮れませんし、郵送の場合は発送の手間も掛かるので、通いやすい方が良いです。

ただ、「近所に信頼できるショップが無い」という場合は、評判の良いショップに郵送でお願いするのもオススメです!

僕はいつも郵送でお願いしています!

まとめ

革靴の「スチールを付けるか問題」について、メリット・デメリット、種類の解説、そして僕の考えをご紹介しました!

About Me
Shogo
ガジェット・デスク周り・革靴・財布・ファッションなど、生活や仕事が豊かになるモノを厳選して紹介しています。
記事URLをコピーしました