初心者向け靴みがきの基本!
カーフなどの牛革の革靴に関して、
- 靴磨きのやり方が分からない!
- 靴磨きの簡単な方法を知りたい!
- 何から始めて良いのか分からない!
- 色々調べたけど、道具が色々あり過ぎて分からない!
そんな方に向けて、数十足の革靴を所有してきた僕が、初心者の方でもすぐに実践できる「超基本」を具体的に解説します。
実際に使ってきたオススメのシューケアグッズも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- コードバンの靴磨き
- 履き下ろす際のプレメンテナンス
- 保管方法
- 修理
などは、「メンテナンス完全ガイド」にまとめました。
YouTube版はこちら!
カーフ靴磨きの全工程!
- シューツリーを入れる!
- 馬毛ブラシでホコリ等を取る!
- クリーナーで汚れ等を落とす!
- クリームで栄養補給!
- 豚毛ブラシでブラッシング!
- グローブクロスで仕上げる!
※3~5回履く度に行います。できれば靴紐を外して行います。
1.シューツリーを入れる!

目的
道具
- ベストは、その革靴ブランド純正のツリー。
- 純正以外では「Collonil(コロニル)アロマティックシダーシューツリー」がオススメ。
サイズがS・Mという刻み方なので、通販でも買いやすいです。
香りも良く、比較的安いのも魅力。
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Alden(オールデン)純正ツリーはモディファイドラストに合わないので、モディファイドラストにはSleipnir(スレイプニル)のシューツリーがオススメ。
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2.馬毛ブラシでホコリ等を取る!

目的
やり方
- ガシガシやらず、優しくササッと払う感じ。
- 履きジワやコバの辺り(靴底をくっつけてある部分あたり)も忘れずに。
道具・個数
- 馬毛ブラシ(豚毛ではありません)。
- 色が移るリスクがあるため、革靴の色の数だけ揃えます。
- 修理屋さんに勧められたコロニル等を使っています。こだわりはありません。
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3.クリーナーで汚れ等を落とす!

目的
方法・注意点
- 特にブラウン等の薄い色は、シミに注意。
- 布(Tシャツの切れ端でOK)を指に巻き付けて、そこに付ける。
- 布にクリーナーを付けすぎない(1,2滴程度)。
- 布に付けた後、そのまま靴に行かずに手の平で慣らして水分を分散させる。
- ゴシゴシこすらず、スピーディーに、優しく撫でるように動かす。
- 甲はシミになりやすいので、サイドの目立たない部分で少し水分を慣らしてから甲に行く。
- 乾燥しがちな履き皺部分は、特に少量にする。
- 一瞬シミのようになったら、時間を置く。
それで戻ることも多い。戻らなかったら、付けすぎや乾燥を疑う。
- 革が乾燥している時は使わない。
乾燥度合いはよく分からないので、しばらく靴磨きをしていない時、新品や中古で買った時は、とりあえず乾燥を疑う。
- クリーナーで汚れ等を落としたら、次の工程の前に乾拭きしてクリーナーを拭き取る。
道具
columbus(コロンブス)
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毎回使う?
コードバンの場合は何回かに一回使う程度ですが、カーフの場合は毎回使っています。
4.クリームで栄養補給!
方法・注意点
- シミや色が濃くなるのに気を付けながら、しっかり栄養を与えます。
- 小さいブラシor布or指先で、全体に塗る。薄く塗り広げていくイメージ。
- 量は、片足米粒2,3粒程度と言われます。とにかく塗りすぎないように。
- ブラシ等に取って、いきなりベチャッと行くとシミになりやすい。
- 甲はシミになりやすいので、サイドの目立たない部分で少し慣らしてから甲に行く。
乾燥しがちな履き皺部分は、特に慎重に。
- 油性(クレム1925等)は乳化性よりシミになる危険が高いため、特に薄い色には乳化性を使う。
使い分けは大変なので、濃い色も乳化性で統一して良いと思います。
- 革が乾燥している時は、クリーム塗布でシミになりやすい。
その場合、まずシミになりづらいデリケートクリームを使う。
- 乾燥の判断は難しいですが、しばらく靴磨きをしていない時、新品や中古で買った時は、とりあえず乾燥を疑う。
クリームは、無色・有色どっち?
- 元の色味をキープしたい場合
→靴の色と同じ or 少し薄い色の有色
- 色味を濃くしたい場合
→靴の色より濃い色の有色
- 自然なエイジングを楽しみたい場合
→無色(ナチュラル・ニュートラル)
オススメ:Collonil(コロニル)「シュプリームクリームデラックス」

伸びが良くて使いやすく、香りもきつくないので、「とりあえず一つ」と言われれば、こちらがオススメ!
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乾燥が疑われる時は、先にデリケートクリーム!

シミになるのを防ぎながら、栄養を与えます。
ただツヤは出ないので、後で乳化性を塗ります。
オススメは、M.MOWBRAY(エムモゥブレィ)「デリケートクリーム」。
リーズナブルですし、革の小物・鞄等にもガンガン使えます。
プレメンテナンスにも使うので、一個は持っておいて損はありません!
M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)
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「とりあえずこれ買っておけばOK」というのを知りたい方向け
クリーム塗布用ブラシ

ブラシではなく指で塗る方も多いですが、僕は手が汚れるのを避けるため使っています。
サーッと塗り広げやすいですし、小さな隙間にも塗れるので便利。
- M.MOWBRAY ペネトレイトブラシがオススメ。
- 靴の色の数だけ揃えます。色が移るからです。
- 何度か使って硬くなったら洗います。
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6.豚毛ブラシでブラッシング!

目的
- クリームを均一に伸ばし、余分なクリームを取り除き、クリームを刷り込む。
- ステップ2(ホコリ落とし)とは違う目的です。
やり方
道具・個数
- 「豚」毛ブラシを靴の色の数だけ揃えます。色が移るからです。
- コシのあるブラシが良いです。
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7.グローブクロスで仕上げる!

目的
- ツヤを出し、余分なクリームを取ります。
- 特に有色クリームを使った時は、靴の履き口をしっかり拭きます。
やり方
道具・個数
- 靴の色の数だけ揃えます。色が移るからです。
- M.モウブレイ・グローブクロスを使っています。
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レザーソールのお手入れ!
靴磨きの度に行う必要はありませんが、ソールが毛羽立ってきたら行います。
解説記事
解説動画
まとめ!
- シューツリーを入れる!
→純正かCollonil(コロニル)アロマティックシダーシューツリー!
- 馬毛ブラシでホコリ等を取る!
→共通で1本 or カラー別で揃える!
- クリーナーで汚れ等を落とす!
→毎回使う!
- クリームで栄養補給!
→色有り or 色無しはお好みで!小さいブラシは、靴の色の数だけ用意!
- 豚毛ブラシでブラッシング!
→靴の色の数だけ用意!
- グローブクロスで仕上げる!
→靴の色の数だけ用意!
※3~5回履く度に行います(頻度は人それぞれ)。できれば靴紐を外して行います。
動画版はコチラ!
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