自分の足が嫌になる。忘れかけていた「マイサイズ問題」再び。
Alden(オールデン)熱が下がってます。
もちろん、オールデン自体に冷めたわけではありません。
一時的に熱が下がっている理由は、オールデンファンを悩ませる、そう、あれ。
「サイズ問題」です。
ここしばらく、実に憂鬱な日々を過ごしています。
オチのない話ですが、宜しければ僕の悩みを聞いて下さい。
サイズ遍歴ダイジェスト。
某セレクトショップで「7D」と計測され購入した、ファーストオールデン。
その後「全ラスト7.5D」にしましたが、「左足の親指が当たる問題」に直面。
ラコタハウスさんで「8.5C」と計測されたこと、そして伊勢丹シューカウンセラーによる計測を踏まえ、「全ラスト8Dで行く」と高らかに宣言。
2016年冬、サイズ問題に終止符を打ちました。
その後、2017年に訪れたAlden NYとThe Shoe Martでも「8.5C」と計測され、「やはり変更は正しかったのだ」と安堵しました。
8.5C計測なのに、なぜ全ラスト8Dなのか?
本来8.5Cのセオリーは、
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・「通常のUSサイズで良いラスト」(アバディーン・プラザ等)・・・8.5C
・「通常のUSサイズよりハーフダウンするラスト」(バリー等)・・・8C
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ただ「Cウィズ」が手に入りづらいので、「Dウィズ前提」で考える必要があります。
そこで、次のようにマイサイズを決めました。
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・アバディーン・プラザ・・・8.5Dだとブカブカなので、「ハーフ下げて」8Dに。
・バリー・・・7.5Dだと左足親指が当たるので、「ハーフ下げずに」8Dに。ルーズフィットですが許容範囲内。
・モディファイド・ミリタリー・・・この時点で購入予定が無く、保留。
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平穏な日々に訪れた悪夢。
マイサイズが定まってから、約2年。
「サイズ問題から解放され、ひたすら収集に集中できる」という状況は、実に幸せでした。
そして厳選に厳選を重ね、ようやく理想の布陣が完成しつつありました。
しかしオールデン神のいたずらか、悪夢の再来です。
【1つ目のきっかけ】2018年5月購入のシガー・プレーントゥ。
バリー8Dなのでマイサイズのはずですが、どうも緩いのでインソールを入れて解決。
「プレーントゥは緩いモデルなのかな」程度の認識で、あくまでも「例外」として処理しました。
【2つ目のきっかけ】ダークブラウン・ロングウイングチップ。
2018年1月に購入し、ようやく9月に履き下ろし。
8D移行後、初めてのモディファイドでしたが、シガープレーンより更に緩かったです。
たまらずインソールを入れ、フィット感は随分向上。
それでも、「左足の踵」の緩さが気になりました。
モディファイドのヒールカップに踵がフィットせず、大きく隙間が空いています。
その影響で、歩く度に踵が動く不快感に苛まれました。
念願のモデルだからこそ、妥協できない。
めちゃくちゃ欲しかったモデルが、なんと未使用で手に入った。
履き下ろしたら、めちゃくちゃ格好良かった。
しかしその高揚感ゆえ、「サイズが合わない」という落胆は大きかったです。
「そんなに好きなモデルなら、多少サイズが合わなくても仕方ないじゃないか」
それも一理あります。
でも僕は、「好きなモデルだからこそ、妥協できないタイプ」。
そして一旦「全ラスト8Dじゃないかも」という疑問が湧くと、もう手に負えません。
今まで普通に履いていた他のモデルさえ、「やっぱり緩いかも」と思えてきたり、くるぶしの骨が当たるのが気になってきます。
約2年間の平穏から一転、再びマイサイズ迷走期へ。
そう、サイズ問題は、終わっていなかったんです。
平和を保っていた人類のもとに超大型巨人が現れ、再び巨人に怯える日々が始まった。
「進撃の巨人」の、あのシーンを思い出しました。
薄れゆく意識の中で、改めてマイサイズを分析。
理想的なのは、計測通り「8.5C基準」で選ぶこと。
しかし、特にレアカラーでCウィズを探すのは至難の業。
となるとDウィズで探さざるを得ませんが、僕の足の特徴は、
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・左足の方が長い。
・右足の方が足幅と足囲が大きい。
・両足とも、踵が小さく、甲も平たい。
・簡単に言うと、「左足:細くて長い、右足:太くて短い」。
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どちらに合わせても不具合は生じますが、何より優先したのは「指が当たらないこと」。
そのために、ルーズフィットを甘受して「全ラスト8D」にしました。
ところが、ここに来て頭をもたげてきたのは、「踵ゆるゆる問題」です。
上記の通り踵が小さい足で、かつ、ルーズフィットなので、しっかりホールドできてません(特に左足)。
歩くと踵が抜ける程ではありませんが、踵周りが緩いのは明白。
以前は殆ど気にならなかったのですが、ここ1,2ヶ月で痩せた影響か、あるいは「気になりだすと気になる」ということなのか…。
Dウィズで選ばざるを得ず、かつ、8Dが緩いなら、7.5Dにする?
アバディーン・プラザ等の細身ラストは、8Dで問題ありません。
バリーのブーツも、ブーツなので8Dで良いです。一生懸命、レアカラーも集めました。
問題は、バリー・モディファイド・ミリタリーの短靴です。
単純に、「8Dがダメなら7.5Dに戻す」という考えもあります。
これは、「昔の恋人と復縁したら、うまくいくのでは?」という心理と似ています。
しかしそれは、思い出が美化されているだけで、別れた時はちゃんと理由があったはず。
「復縁しても結局また別れる」という話は、結構あります。
同じく7.5Dと決別したのは、相応の理由があります。
ですから、安易に「7.5Dに戻せば良い」とは思えません。
整理すると…
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・そもそも、Cウィズを買いづらい時点で苦しい。
・8Dだと、緩くなる。特に踵の緩さがストレス。
・足囲のフィット感はインソールで対応できるが、踵の調整は限界がある印象。
・そもそも、靴に色々調整を加えること自体が好きではない。
・バリー等を7.5Dにすると、おそらくまた指が当たる問題に悩む。
・単純化すると、①踵の緩さを我慢するか、②指が当たるのを我慢するかの二択。どちらも「耐えられない程」ではないので、悩ましい。
・オールデン熱が一時的に下がり、せっかく集めた8Dコレクションを手放したい衝動に駆られている。
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まとめ
約2年前、「全ラスト8D」ということでサイズ問題は決着。
しかしここにきて、マイサイズ迷走期に再突入。未だに答えを出せないまま、約2年掛けて集めたオールデンを前に立ち尽くしています。