激似?別物?オールデンのラベロコードバンNST・Uチップ比較!
「NST」と「Uチップ」と言えば、Alden(オールデン)を代表する定番モデルであり、屈指の人気モデル。
そして2020年、この両モデルがラベロコードバンで作られました!
NSTとUチップは、全く別物。
そんなことは、オールデンファンなら常識です。
でも一応、復習も兼ねて比較してみます!
一応です!一応!!
比較するのはこの2足!
ラベロNST(D0604C)
泣く子も黙るAlden直営店、The Alden Shop of San Franciscoからリリース!
ラベロUチップ(D0622C)
世界的名店、Alden NYからリリース!
NSTもUチップも、レアカラーのリリースは稀。
中古市場にもなかなか出ません。
アメリカショップ別注のラベロ兄弟!
どちらも、溜め息が出るほど美しいです。
オールデンを見る度に、これはもう実用品ではなく、芸術品ではないかと思います。
履かない派は肩身が狭いですが…。
甲の「U」の縫い目は共通。
そしてつま先に縦の縫い目が入るのが、NST。
入らないのが、Uチップ。
Uチップの方が見た目はシンプルで、「Uチップの方が好き!」という方もいらっしゃいます。
何を隠そう「NST」は、「Norwegian Split Toe」の略。
「Norwegian」の由来は分かりませんが、「Split Toe」は「分割されたつま先」。
縦の縫い目によって分割されてるので、「NST」。
理解して覚えれば、テストで間違えることもありません。
ラストが違う!
NSTは、万能フォルムのバリー。
Uチップは、オールデンで最も細身と言われるアバディーン。
サイズは同じですが、フォルムの違いは一目瞭然!
ソールはどちらもコマンドソール!
オールデンのコマンドソールって、本当大好きです。
見た目もゴツすぎず、トゥスチールも要らないし、踵もなかなか減らないし、ソールケアも不要。
でも、レザーソールもレザーソールで良いんですよね…。
どちらも、270度フラットウェルト×スモールヒール!
同じ「ラベロ」でも、色味は違う!
ラベロと言えば、個体差のクセが強いことで有名!
ブラウンの強い個体、赤みの強い個体、ウイスキーに近い個体など、様々です。
NSTは2020年3月製、Uチップは2020年10月製。
NSTは、Aldenのファクトリーにあった昔の(?)革が使われているそうです。
製造時期も近い上に、Uチップも似た色味。こちらも昔の(?)革でしょうか。
正面から見ると、NSTの方がやや色が薄く見えます。
ところが反対から見ると、今度はUチップの方が薄く見えます。
角度によって色味が違うのが、コードバンらしいところです。
ただ全体的には、Uチップの方が少し赤みが強い印象!
全く違う2つのモデル!
そもそもNSTとUチップは、全く別物。
さらにラストも違えば、色味も違う。
もう、完全に別物です。
「うんうん、そうだよね」と思った方は、もうオールデン沼の住人。
興味のない人からは、「また同じもの買って!」と言われる可能性大です。
趣味とは、往々にしてそういうものかも…。
ラスタイルさんに、ラベロNST(22141)が!
サイズが10.5Eというのもあって、割とリーズナブル!サイズが合う方はラッキーです。
今回ご紹介したラベロNSTとは違い、アバディーンです。
まとめ
オールデンのラベロコードバンNSTとUチップを比較しました!
どちらも甲乙つけがたい、定番かつ人気モデル。
一瞬「似てるかも?」と思いましたが、ラストも色味も違います。
オールデンファンにとっては、全く別物です!