靴は履くものなのに「履かないオールデン」が生まれる理由とは?
「靴は観るものではない。履くものである。」
歴史上の偉人が、そう言ったとか、言わないとか。
でも、「履いてないAlden(オールデン)を持っている方」は少なくありません。
これは良し悪しではなく、厳然たる事実として。
靴は間違いなく、履くもの。
だから「履かずに置いている方」は、ちょっと肩身が狭いです。
そこで今回は、「なぜ履かないのか?」について考えました。
履き込んだオールデンの美しさ。
速攻で履き下ろした、ウイスキーコードバン・ロングウイングチップ(97891)。
履かないと、このエイジングも、一緒に歩くことも叶いません。
他方で、「履いてないオールデン」。
基本的に「靴・即・履」ですが、「履いてないオールデン」もあります。
例えばこの、ウイスキーコードバンNST(5403)。
2018年4月に奇跡的に手に入れ、トゥスチールまで入れました。
でも、まだ履いてません…。
「飾るために買おう」という方は、おそらく居ない。
皆さん、「履くつもりで」買います。
ところが未使用品の美しさを前に、履くのを躊躇。
「特別な日に履き下ろそう」等と考え、飾ったり、箱に仕舞ったり。
結局タイミングが掴めず、ずっと履かない場合もあります。
なぜ、こんなことが起こるのか?
この謎を解く鍵は、
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1.不可逆性
2.希少性
[/box]
一旦履くと、もう未使用状態には戻れません(不可逆性)。
でも、「不可逆性」は万物に共通します。
ところが、買ってきた詰め替え用シャンプーを詰め替えない人はいません。
それは、希少ではないから。
「買おうと思えばまた買える」から、不可逆であろうと躊躇なく使います。
ところが希少性の高いモデルは、もう買えません(少なくとも「買えない可能性が高い」)。
ということは、今履いてしまったら、未使用状態を二度と味わえない。
それなのに、
・もう履いてしまって良いのか?
・準備は出来ているのか?
・後悔は無いのか?
その問いに「Yes」と答えられず、「とりあえず」履かない。
この心理こそが、「履かないオールデン」を生む原因ではないでしょうか?
「履かない」のではなく、「履けない」。
こう考えると、「履かない」のではなく「履けない」という表現がしっくりきます。
もちろんこれは、「未使用状態に大きな価値がある」という前提。
「履いてこそ価値がある」「履く方が価値がある」という場合は、当然履く流れです。
USEDは気が楽!?
以前あるオールデンファンが、こう仰っていました。
中古は履き下ろす勇気が要らないので、気が楽です
これは、よく分かります!
2018年に手に入れたウイスキーコードバン・ウイングチップブーツは、中古。
未使用だったら、履けてないかも…。
不合理こそ人間らしさ?
ダイエット中のスイーツも。
飲んだ後のシメのラーメンも。
つい手が伸びる脂っこい食べ物も。
分かっちゃいるけど、やめられねぇ訳です。
でもその不合理さこそ、「人間らしさ」かもしれません。
そしてその不合理さが、日々の生活に楽しみと余白を与えるのかもしれません。
「せっかく買ったオールデンを、履かない」
確かに、不合理です。
だけどそれも、人間らしさ。
「もっと安くて良い靴」があるのに、高価なオールデンを買っている。
世間の多数派から見れば、実はその時点で不合理なのかもしれません。
「履けないオールデン」のストーリーを教えて下さい!
日々履いているオールデンは、Instagramで見ることが多いです。
ところが履けずに置いてあるオールデンは、なかなか日の目を見ません。
そこで、
[box]
#それでもボクは履いてない
#絶対に履けないAldenがそこにはある
[/box]
というタグを作ってみました!
どちらも捨てがたいネーミングだったので併記しましたが、併記でも片方でもOK!
是非、皆さんの「履けないストーリー」を教えて下さい!
「いいね」押しに行かせて頂きます!
まとめ
「なぜ履いてないオールデンが生まれるのか?」について考えてみました!
履く気持ちも、履かない気持ちも、よーーく分かります。
「履かない方」がちょっと肩身の狭い思いをする中、「分かりますよ〜」という思いを込めて書きました!
楽天で買える新品&USEDのAlden!
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/alden+/110983/