オールデンをネットオークションやUSEDで買うための3つの心構え!
Alden(オールデン)入手法
もはやショップで新品のレアカラーコードバン(ウィスキー、ラベロ、シガー等)を買うのは絶望的。これは本国アメリカでも同様です。
そうなると、ネットオークションや中古ショップサイトでUSED(未使用品含む)を購入するのは極めて有効な方法です。
もちろんこれは、レアカラーに限らずリーズナブルにAldenを手に入れる有効な方法でもあります。
ネットでUSEDを買う難しさ!
状態を見極める難しさ!
- USEDと言えども、未使用品や試着程度といった新品に近いものから、何十回と履かれたものまで幅があります。
- 売り主の説明や写真掲載には相当な個人差があります。
- 多くの場合が返品不可です。
いくら欲しいモデルでも、コンディションを見誤って買ってしまうと、その買い物は失敗になります!
確実に買う難しさ!
大量に在庫がある物なら「他の人に買われてしまった!」ということはありませんが、USEDは基本的に一点ものです。中でも状態の良いレアカラー、レアカラー中のレアモデルの競争はかなり激しいです。
ですから、欲しい靴を確実に買うことは簡単ではありません。
決めておくべき3つのこと!
可能な限り状態を見誤らずに欲しいモデルを手に入れるには、3つのことを決めておく必要があります。この3つを決めても確実に手に入るわけではありませんが、確率は間違いなく上がります。
①予算を決めておく!
理由1:引き際を見極めるため!
オークション形式だと、競合が現れた時に「欲しい!」という気持ちが高ぶって入札額を上げてしまいがちです。『予め』、「ここまで上がったら撤退する」と決めておきましょう!
理由2:欲しい靴に出会った時にすぐ決断するため!
特にレアカラーは一期一会です。数分迷ったせいで、他の方に買われてしまうことも珍しくありません。
ヤフオクでも、即決価格が設定されていることがあります。その場合は、「後でゆっくり入札しよう」と思っていたら落札されることもあります。
複数のサイトや実店舗に並行して出品している売り主も多いので、いつの間にか他の場所で買われてしまうことだってあります。
ですから、「この額までだったらすぐに買おう!」と『予め』決めておきましょう!
②マイサイズを決めておく!
理由1:合わない靴を買わないため!
サイズが合わないのは致命的です。
理由2:サイズで悩んでいる内に買い逃がさないため!
これも極めて重要です!
履いたことのないラスト・ウィズだと、「買って大丈夫だろうか…」と不安になるのは当然です。でも、それで悩んだり、出品者に質問しているうちに買われてしまうことも珍しくありません。
よくあるのが、アバディーン、ハンプトン、トレモントなど、日本で馴染みの薄いラストでの迷い。海外ではこれらのラストでレアカラーが出されることも珍しくないので、日本のオークション等でも時折見かけます。
ですから、「このラストなら何、このラストなら何」というマイサイズを『予め』決めておきましょう!
試着できないラストのサイズ選び、サイズの考え方についてはこちら!
③求める状態を決めておく!
予算・サイズ共にOKの靴に出会った時、重要なのは状態です。これも、どれくらいの状態を求めるか(どれくらいまで許容できるか)ということを『予め』決めておきましょう!
決めると言っても感覚的なものですが、色んな商品を見て、「これくらいなら良い」「これは厳しい」という感覚を身に付けていきましょう。
ここからは、僕が状態を見極める時のポイントをご紹介します。
アッパー(全体の革)を見る
最も目につく部分です。Aldenの場合はしっかり手入れされていることが多いので、比較的良好なものが多いです。特にレアカラーを大事にする方は多いです。
履き皺は中古品だとやむを得ませんが、履き皺が浅いほど状態の良い場合が多いです。反対に、履き皺が黒ずんでいる場合は履き込まれている可能性が高いです。
靴の裏の劣化具合を見る
靴の裏の劣化具合は、基本的に履いた回数に比例します。ラバーを貼っていない場合は顕著です。
ただ、靴の裏がある程度劣化していても、アッパーの手入れをしっかりしている場合も多いので、要素の1つでしかありません。
つま先とカカトの減り具合を見る
歩き方にもよりますが、つま先とカカトの減り具合で、どれくらい履いたかが分かります。
インソール(靴の中敷き)の「Alden」のロゴの減り方を見る
これはかなり見ます。Aldenをお持ちの方はおわかりかと思いますが、意外と消えません。
製造年月を見る
内部に描かれた文字列から、製造年月が分かります。
ただ、製造から購入まで日が開いていることも多いですし、特にレアカラーは、買ってからしばらく履かない方も多いです。ですから、これもあまり重視しません。
ただし、劣化とは別に「この時代の色味が良い」「この時代のコードバンが良い」という見方をされる場合は製造年月はより重要になります。
自分の靴と比較する
ご自身でAldenをお持ちでしたら、ご自身の靴がどれくらいの期間・頻度履いて、どういう状態になっているかを見て、それと比べるのは非常に効果的です。
型番からネットで調べる
型番が分かれば、それをGoogle検索します。「画像検索結果」も出るので、色んな写真を見て情報収集します。
出品者に質問する
オークションでは、出品者に質問ができるところが多いです。中古ショップでも、アドレスを掲載しているところが多いです。
例えば、インソール(中敷き)の写真が載っていない時に、追加で載せて欲しいとリクエストしたり、何回くらい履いたか、いつ頃購入したものか等を聞くこともできます。
そして、それに対する回答も参考になります(回答していただけるかどうかも含めて)。
結局は経験がモノを言う!
色々ポイントを上げましたが、「アッパーの状態」とか「カカトの減り具合」というのは抽象的です。やはり、ネット上である程度の数を見たり現物を見る経験で見る目が養われるものだと思います。
もちろん失敗は避けたいですが、慎重になりすぎると欲しいモデルが手に入りません。許容できるリスクの範囲内で、ぜひ色々試してみて下さい。
見送る勇気も持つ!
知識と経験を駆使しても、どうしても迷うこともあります。そういう時は、勇気を持って見送ることもぜひ頭に入れておいてください!
「欲しい」という気持ちが先走りすぎないように注意して下さい。僕はそれで失敗したことがあります…。
人とのつながりでレアカラーを手に入れるのも有効!
レアカラーを手に入れるにはネットオークション等も有効ですが、人とのつながりで手に入れる方法も極めて有効です。
「どれか1つの方法」ではなく、色んな方法を並行して使うのが良いと思います!
まとめ!
ネットでUSEDオールデンを買う時に、決めておくべき3つのことを書きました。
最終的にはご自身の見る目を養い、そして判断する局面となりますので、色んな情報を参考に試行錯誤してみてください!