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革靴が売れない!?素人だけど革靴業界が厳しい理由と打開策を考えてみた!

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革靴業界が厳しい理由と打開策を考えてみた!

「日本の革靴業界は厳しい」と言われます。

僕は革靴が大好きなので、業界が衰退していくのは悲しいです。

そこで今回は、

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・なぜ革靴業界は厳しいのか?

・厳しい現状における打開策は?

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ということを書きます。

僕は革靴業界で働いたこともなく、マーケティング的な仕事の経験も皆無。
Alden(オールデン)以外の革靴はほとんど知らず、視野は狭いと思います。

ですから、あくまでも僕の感覚・経験則に基づくものです。

ただ丸3年以上ブログを書いてきて、沢山の革靴好きの方とお話して、多くの時間・労力・お金を使ってきた分野です。

「何も分かっとらん!」と怒らず、「そういう見方もあるのかー」とお読み頂けると嬉しいです。

※読みやすさのため、逐一「だと思います」「僕が知る限り」等と断りませんが、全て個人的な意見です。

なぜ革靴業界は厳しいのか?

「革靴業界が厳しい」のは、「昔ほど売れなくなったから」だと思います。

つまり100売れる前提で人や設備に投資し、ビジネスモデルを作ってきた。
ところが、80とか70しか売れなくなった。

だから、「厳しい」のだと思います。

なぜ「昔ほど売れなくなった」のか?

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1.  昔ほど必要とされなくなったから

2. 人口減少、少子高齢化、消費意欲の減退など

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1.  昔ほど必要とされなくなったから

今まで多くの人が革靴を買っていたのは、「格好良いから」「好きだから」というより、「必要だから」。

ところがクールビズに代表される「軽装化」が進み、「スーツ不要」という企業や業種も増えています。
更にスポーツ庁は、スニーカー通勤を推奨。

要は日本全体が、「もう革靴は必要じゃないよね」という流れになってます。

もちろんそうじゃない人も大勢いますし、それが良いか・悪いかでもありません。

2. 人口減少、少子高齢化、消費意欲の減退など

人口が減れば、消費者の母数が減ります。

更に今まで「革靴は必要」と考えていた世代がどんどん引退し、「革靴は不要」と考える世代が増えれば、益々売れなくなります。

メルカリ等の影響で新品が売れづらいとも言われ、全般的に「モノが売れない時代」とも言われます。

必要じゃなくなると、どうなるか?

「革靴は嫌だ」という人は多く、「必要だから」買っていた人は多いです。

その「必要だから」買っていた人は、「必要じゃなくなったら」買わなくなります。

ですから「革靴履かなくて良いよ」とOKが出れば、「全く買わない or 必要最低限しか買わない」という消費者が増えます。

昔は革靴が嫌いだったので、その気持ちはよく分かります。

ここまでを、一度まとめます!

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1.今まで革靴が売れていたのは、「必要だから」という理由が大きい。

2.ところが、革靴の必要性は下がっている。更には、人口減少等の問題もある。

3.それで革靴を買う人は減り、「全く買わない or 必要最低限しか買わない」という人が増えた。

4.その結果、革靴は昔ほど売れなくなり、革靴業界は厳しくなった。

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厳しい現状における打開策は?

色々あるとは思いますが、僕が思う策を2つご紹介します!

①競争相手は「同業他社」ではなく、「同業他社+異業種他社」であると意識する!

革靴が必要だった時代は、「革靴を買わない」という選択肢はありませんでした。

この場合、競争相手は「同業他社」(他社の革靴)です。

基本的な戦略は、より高品質で、より安く。
そうすれば、優位に立てました。

ところが今は「革靴は必要」という前提が崩れ、「革靴を買わない=他の履き物を買う」という選択肢が生まれました。

ですから競争相手は「同業他社」(他社の革靴)+「異業種他社」(スニーカーメーカーなど履き物全般)。

「革靴の中で自社を選んでもらう」ではなく、「履き物全般の中で自社の革靴を選んでもらう」というアプローチが必要です。

ですから、
・革靴を選んでもらうハードル
・自社を選んでもらうハードル
という二重のハードルがあります。

②「必要」に代わる購入動機をアピールする!

僕は、ここが一番大事だと思っています。

革靴が売れなくなったのは、昔ほど必要じゃなくなったからです。

ここで、「いや革靴は必要だよ!」というアプローチは相当厳しいです。

「不要」という時代の流れが大き過ぎますし、効果的な理由付けも難しいからです。

「履くべき」「履いた方が良い」「履かないとダメだ」という論調が増えれば、消費者は余計に離れます。

他方で、必要とは違う動機 or 必要プラスαの動機で革靴を買う人は沢山います(僕もそうです)。

その動機はそれぞれですが、単純に「格好良いから」「好きだから」という人が多い気がします。

それなら、「どこどこの革靴は格好良い」「どこどこの革靴が好きだ」と思ってもらえれば、それが「必要」に代わる購入動機になります。

「格好良い」「好き」と思ってもらう方法は?

これは難しい問題で、僕には分かりません。

ただ個人的には、Alden(オールデン)が参考になると思っています。
あれだけ高額で、作りも荒いオールデンが売れるところ(売り方)に、ヒントがある気がしてなりません。

もちろん商品自体の魅力が大前提ですが、それに加え、漠然と次のアイディアが浮かびます。

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・露出を増やす(人は、「よく見るアレ」が欲しくなる)

・消費者とネット上でのコミュニケーションを増やす

・「ビジネスシューズ」として売らない

・消費者こそが、最大の広告塔だと考える

・自然に口コミが起こる仕組みを作る

・「買った後の自分」をイメージできる写真や動画を使う

・影響力のある個人を使う

・敷居を下げる

・「格好良い」「好き」で買う人の感性と行動を理解する

・消費者のファン化

・通販/店舗での「体験」を売る

・世界観を作る

・従来からの広告手法にこだわらない

・スペックの良さではなく、直感的に欲しくなるPRを行う

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まとめ

革靴業界が厳しい理由と打開策を考えてみました。
僕は全くの素人で、あくまでも僕の感覚・経験則に基づくものです。
ただ、一生懸命考えてみました。
個人的には、革靴が売れなくなった最大の理由は、「昔ほど必要ではなくなったから」だと考えています。
そして打開策は、「必要性をアピールすること」ではなく、「必要性に代わる購入動機をアピールすること」だと思います。

この記事を書くに当たり、「くすみさん」と「こひ先生」のブログが非常に参考になりました。
お二人とも革靴愛が深く、非常に鋭い分析をされています!

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