NY巡り!MOULDEDSHOE・Alden NY・BrooksBrothers|海外ショップレポート#4
これまでに3回、マシューさんにレポートして頂いた本場アメリカのAlden(オールデン)ショップ!
今回はTameike_
- MOULDED SHOE
- Alden Shoes New York(Alden NY)
- Brooks Brothers
のNY三段活用をレポートしていただきます!現地で撮影したお写真、店員さんとの会話、そして憧れの街NYの町並みまで、大興奮の内容となっております!
①まずはMOULDED SHOE!
羽田発のフライトを初めて利用して、NYへ。到着時間も早く昼過ぎにはホテル到着。身支度をして、いざショップ巡りへ。
まず向かったのは、これまでに行ったことのないMOULDED SHOE。ショップサイトを見る限り、モディファイドラストを専門に扱っているところらしい。
モディファイドと言えば、日本ではVチップがあまりに有名。海外でモディファイドを展開するのはアナトミカ位しか思い当たらない中、MOULDED SHOEは、Vチップはもちろん、ストレートチップ、ロングウイング、ショートウイング、NST、Uチップ、プレーントゥ、サドル、モンクストラップ、各種ブーツなど、まさにモディファイドの楽園!
最近アメリカのショップがこぞってリリースしたVチップでさえバリーラストなのに、このモディファイド推しは驚きです。
ホテルからショップまで歩いて10分程度。店の前に着いてまず驚いたのは、全然オシャレ感・高級感を感じさせない店構え。決して悪い意味ではないのですが、いわゆる古くからの「靴屋さん」の佇まいです。
これは驚きです!HPのオシャレさとは真逆を行く、なんと古風な店構え!
店に入ると年配のおじさんが一人。ざっと商品棚を見渡してみてもオールデンらしき靴はありません。早速おじさんに声をかけます。
「こちらはオールデンを置いてますよね?」
「あるよ。お目当てのモデルは?」
「いや、どれというわけではないのですが、モディファイドラストのオールデンを持っていないもので、どんな感じなのかと思って。」
「サイズは?」
「バリーだと6ハーフ、アバディーンだと7」と答えると、
「足のサイズを測ろう」ということになり、その後「ちょっと待ってて」と2階に上がっていきました。しばらくして、カーフのVチップを持って降りてきて試着。6ハーフがジャストフィットのようです。
さて、モディファイドラスト初体験。これが、かの有名なモディファイドラストか、という感じで、ある意味衝撃でした。土踏まずがフィットしている感覚は、私が持っているオールデン(バリー、アバディーン、プラザ、レイドン)とはまったく違っています。
でも、別にVチップが欲しいわけではありません。気になっていたカーフ(バーガンディ)のキャップトゥメダリオンをお願いすると、おじさんはまた2階へ。かなりの時間探していましたが、降りてきて、「どういうわけか6ハーフの在庫が見当たらない」とのこと。ウェブサイト上はあることになっていたのですが。。。
気をとりなおして、もう1つ実物を見てみたかったクロムエクセル・ネイビーのプレーントウを持ってきてもらい、試着。なかなかいい感じ。2日前までセールで50ドル引きになっていたのですが、私が行ったときにはもう定価に戻っていました。そのことを話すと、おじさんは、「今日買うのであれば50ドル引きでいいよ。」とのこと。
靴も気に入ったし、おじさんもいい人だし、買おうかなという気になったのですが、現在注文中の4足のオールデンのことが頭をよぎり、また、後で行く予定のAlden NYでのモンクストラップのことも気になります。心の中で財布と相談。結局、その場では決心できず、「買う決心ができたらまた来ます」と告げて店を出ました。
おじさんとは、このほか、細々としたことを色々と話したのですが、靴の知識も豊富で信頼できそうな人でした。
でもレアカラーは扱ってなさそうです。直接聞いたわけではないのですが、お店の雰囲気からするとレアカラーに関心を持ってそうには見えませんでした。
親切そうな老店主の息遣いまで聞こえてきそうなリアリティ溢れる描写!
変化の激しいNYの街にあって、変わらぬ愛情と信念でニューヨーカーたちの足元を支えてこられたのでしょう。矯正靴として開発されたモディファイド推しであることも、なんだか頷けます。
②続いてAlden NY!
次に向かったのは、Alden NY。MOULDED SHOEからは歩いて5分程度です。こちらはNYに来るたびに立ち寄っています。
きましたー!ご存知Alden NY!!「ウィンドウに並んでるのはレアカラーじゃないか!?」と反射的にガン見してしまいます。「ウイスキーだと思ったらブラウンカーフだった」というのは、オールデンあるあるです。
店に入り、まずは棚をぐるりと一回り眺めます。その後、今回の目的のモンクストラップに。プレーントゥ、ウィングチップ、NSTと3種類のモンクストラップが並んでいますが、NSTのマイサイズがないことは先月確認済みです。
まずウィングチップのモンクストラップを試着させてもらいました。美しい。かなりいい。ほとんど即決しそうな勢いです。
が、ここは落ち着いて、プレーントゥのモンクストラップも試着させてもらいました。これもいいのですが、ウィングチップの後だからか、ちょっとシンプルすぎる感じがしました。
ちなみに、対応してくれた店員さんもプレーントゥのモンクストラップを履いていました。「結構履き込んでますね」と聞くと、「12年ものだよ」との答え。なるほど、12年履くとこんな感じになるのか。絶妙なエイジング具合でした。
ここでしばらく話題を変えて、ウェイティングリストに名前を載せてもらっているウィスキープレーントゥの状況について聞きました。「順番からすると、次にプレーントゥを出すときには大丈夫だろうけど、それがいつになるかはわからない。レアカラーを出すのは年に1,2回だからね。」とのこと。まあ、気長に待ちます。
さて、ウィングチップのモンクストラップに戻ります。ここでもなかなか決心ができません。これがお目当てだったはずなのに。店頭で決められないのはいつものことです。一期一会を何度逃したことか。わかってはいるのですが。しばらく、目の前に並べてにらめっこ。店員さんも苦笑いし始める始末。結局、「すみません、今日は決められません。またにします。」と言うと、店員さんは笑顔で「OK、また待ってるよ。」を気持ちよく対応してくれました。
この「決心がつかない感じ」、猛烈に共感します(笑) 余談ですが、散々悩んで「またにします」と言った時の店員さんの反応、大事ですよね。
そしてアンダーラインを引きたいのは「レアカラーを出すのは年に1,2回だからね。」という発言!店員さんとしては「いやぁ、たった1,2回なんだよ」という趣旨でしょうが、「結構出てるやん!」という印象です。
次ウイスキープレーンが出ればTameike_
③最後はBrooks Brothers!
Alden NYを出て左に行くと、すぐにあるのがBrooks Brothers。ついでなのでここも見ていこう、ということで入店。
赤いポイントがAlden NY。確かにお店を出て左に行けば、すぐにブルックスブラザーズ!雰囲気のある建物はさすがです。ちなみにここ一ヶ月ほど、バーガンディコードバンのアンラインドローファーを個人輸入しようか迷いまくってます。
ちょうどセール中だからか、土曜日だからか、人が多めな感じです。店に入って右奥の靴のコーナーに行きます。
ここにも何人かお客さんがいて、店員さんはその対応で手一杯で、私のところには寄ってきません。ぐるりと一周眺めて、特に目をひくものもなかったので、早々に退散しました。
以上、ショップレポートでした。あとは、今日試着した2足、クロムエクセルのプレーントゥとモンクストラップ・ウィングチップをどうするか。まだNYに着いたばかりで、あと5日の滞在期間があります。どうするかゆっくり考えます。
NYの町並みをご紹介!
こ、これはかの有名なタイムズスクエア!!
未だ訪れたことのない、NY!というかアメリカ!
正直オールデンにハマるまでは、アメリカに行きたい願望はなかったです。でも今はもう、アメリカかぶれと言われても反論できません。アメトーーク! の「アメリカにかぶれてます芸人」も、尊敬の眼差しで見てました。
嗚呼、行ってみたい街、ニューヨーク。
まとめ
Tameike_
今回の話では結局何も買わなかったTameike_