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オールデンファンが愛してやまないウイスキーコードバン「廃版説」は本当か?

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ウイスキーコードバンは廃版なのか?

コードバン自体の製造はもちろん、特に色の薄いウイスキーコードバンの製造は難しくなっていると言われています。そして昨年頃から、「ウイスキーは廃版」、「ウイスキーの代わりにバーボンが登場」と明言するショップさえ現れ始めました。

今回は、この廃版説を検証し、僕なりの仮説を立てたいと思います。ではまず、各ショップの証言を見てみましょう!

GANZOさんの証言

原皮の状態に左右される薄いカラーは生産が難しく、シェルコードバンのウイスキーがこの影響を受け廃版になりました。新しくできたのがこちらのバーボンというお色。(2016.10.18ブログより)

「廃版」と明言されています。そして登場したのが「バーボン」。

GANZOさんの同ブログにはウイスキーとバーボンの比較画像があり、とても興味深いです!

写真出典:GANZO BLOG

左側がウィスキー、右側がバーボンです。写真では分かりづらいかもしれませんが、バーボンはウィスキーを2段階ほど暗くしたようなカラーです。

WILDSWANSさんの証言

2015年9月:廃版通告!

近年コードバンは牛革以上に原皮不足が深刻な状況で、もの凄い勢いで価格が高騰し続けております。また残念なことに最近になってホーウィン社より近い将来ウィスキーカラーを廃番にするとの案内がありました(2015.9.11ブログより)

2016年1月:突然のウイスキー取扱い休止宣言!

シェルコードバンのウィスキーのカラーについて、本日より当面の間お取扱いを休止することとなりました。

突然のご報告となってしまい、シェルコードバンのウィスキーカラーを用いたパターンオーダーをご検討頂いていた方々には大変ご迷惑をお掛け致しまして誠に申し訳ございません。

今回の休止の原因と致しましては、シェルコードバンのタンナーであるアメリカ・ホーウィン社において、シェルコードバンのウィスキーカラーを製造するのに適した状態の原皮の確保が難しくなり、ウィスキーカラーの製造が滞ってしまっていることが挙げられます。

今後シェルコードバンのウィスキーカラーが再入荷することがございましたら、C.O.U.でも再びパターンオーダーの素材としてのお取扱いを再開させて頂く予定でございますが、現時点では再入荷の予定については確認が取れていない状況でございます。(2016.1.7のブログより)

「廃版」という言葉は使われていないものの、2015年の通告が現実化した悲報!!

2016年8月:限定でバーボン登場!

C.O.U.京都店の4周年記念アイテムでは「バーボン(Bourbon)」という新色のシェルコードバンを用いたシリーズをご用意いたしました。(2016.8.18のブログより)

コードバンファンにとって一筋の希望の光となるバーボン登場!しかし限定アイテムとしての登場でした。

写真出典:WILDSWANS BLOG

2017年4月:バーボンの安定供給開始!

ウィスキーカラーのお取扱いの再開を望まれる声は未だに数多く頂いておりますが、残念ながら今以て入荷の目途が立っておらず、一方でバーボンは今後安定して供給が行われる見込みであることから今回パターンオーダーの素材として追加をすることになりました。(2017.4.22のブログより)

ここでも「廃版」という言葉は使われず、入荷の目処が立たないという表現。他方、バーボンの安定供給の目処が立ち、パターンオーダーが可能に!流れは明らかにウイスキー→バーボンへ!

7 SENSEさんの証言

ウイスキーカラーは実質廃盤的扱いとさせて頂きます。(中略)100%入荷がないとは言えませんが、少し前から覚悟はしていて事なのですが、様々な状況から90%以上の確立で入荷がないという状況判断にいたりました(7 SENSE SHOP HPより)

「実質廃盤的扱い」。やや抽象的な表現ですが、実はすごくリアリティがあります。

ホーウィン社から、正式に「もう生産中止だよ」と言われたわけでもない。だから、『理屈上は』入荷の可能性はある。

でも、現実には入荷の目処が立たない。ショップとしては、いつ入るかも分からないウイスキーを顧客へ案内するわけにもいかない。

そんなもどかしい状況の中、ショップとしては「実質廃盤的扱い」と決断せざるを得なかったのではないでしょうか。

丸正さんの証言

以前ご紹介したとおり、ウイスキーの入荷目処は立っていないとのことでした。

証言をまとめると・・・

ご紹介した4つの証言、そして他にもネット上で見つかった証言は、それぞれ表現が異なります。ただ、「販売の目処は立っていない」という共通点がありました。

そして、各ブランド公式ブログ等という信用性の高い証言ですから、「廃版」は単なる噂ではないようです。

当のホーウィン社は廃版を否定!

2016年6月、なんとTuckさんが、渦中のホーウィン社を突撃訪問!そして副社長(!)ニック氏の証言を獲得!

ウィスキーが継続の危機にあって廃盤になるという話は完全なデマ。単に作るのが難しく、不良率が高い為試行錯誤しているだけ。(Alden of Tuckより)

もう、副社長が言うんだったら間違いないでしょ!

実際、未だに製造されているオールデンのウイスキー!

ニック氏の証言を裏付けるように、Alden(オールデン)では今年に入ってからもウイスキーをリリース!

ニック氏の言うとおり廃版はデマ!?オールデンのウイスキーは本当はウイスキーではない!?オールデンは、倉庫に眠っていたウイスキーを使って靴を作っている!?

ウイスキー廃版宣言をするブランドが現れる中、当のホーウィン社はそれを否定し、実際オールデンからはウイスキーが発売されている現実をどう説明すれば良いのでしょうか?

僕が立てた仮説は次のとおりです!

[box]・ホーウィン社としては、ウイスキーは廃版ではない!

・しかし、ウイスキーの供給量が激減していることは間違いない!

・ウイスキーを広範囲に供給することはできないので、オールデン等限られたブランドのみ優先的に供給することに!

→直接通達されたか状況から判断したかは不明ですが、一部ブランドは廃版宣言。

・ホーウィン社は、ウイスキーを供給できないブランドの全て又は一部に対して、代わりにバーボンを供給することに!

→そのため、一部のブランドは「ウイスキーに代わる新色バーボン登場」を宣言。[/box]

こう考えれば、ウイスキー廃版宣言をするブランドが現れる中、当のホーウィン社はそれを否定し、実際オールデンからはウイスキーが発売されている現実を矛盾なく説明できます!

つまりウイスキーは、ホーウィン社的には「廃版」ではなく、供給先を「制限」しただけ。

ただ、「制限」されてしまったブランドからすれば今後ウイスキー製品の販売は絶望的なわけですから、「うちのブランドでは」廃版と判断・決断せざるをえなくなったのではないでしょうか?

無論、オールデンでさえリリースは不定期かつ少量という状況ですから、「オールデンのウイスキーは安泰」という状況でもありません。オールデンが突然の廃版宣言をする日がくるかもしれません…。

まとめ

ウイスキーコードバン廃版説について、僕なりの仮説を立ててみました!

このままウイスキーは「制限」の一途を辿り、遂にはホーウィン社自身が「廃版」宣言をする結末となるのでしょうか?それとも奇跡のV字回復を遂げるのでしょうか?

ただ確実に言えることは、希少性が高まれば高まるほど、物欲が高まるということです!!!

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