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【動画付】シワ入れが苦手な方向け!オールデンの「失敗しない皺入れ方法」を徹底解説!

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Alden(オールデン)の重要テーマ「皺入れ(シワ入れ)」!

特にコードバンは、一度シワが入ると戻せません。

ところが僕は、謙遜ではなく本当にシワ入れが苦手。
ですからシワ入れについて、今まで書けませんでした。

しかし試行錯誤を繰り返し、ようやく「再現性のある方法」を確立!

「常に100点を出す方法」ではなく「100点の時と50点の時がある方法」でもありません。

イメージは、「シワ入れが苦手な人でも、常に70点以上を出せる方法」。

たとえ上手く行かなくても、それなりのシワになる。
上手く行けば、理想に近いシワになる。
そんな感じです。

そこで今回は、

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・シワ入れが成功する理由と失敗する理由
・シワ入れの具体的な方法

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この2つをご紹介します!

そもそもシワ入れは「個人の好み」!

・シワ入れの儀を行うのか?
・どんなシワが良いのか?

これは完全に、「個人の考え方や好みの話」!

ですからここで書くことは、「あくまでも僕の考え方や好みの話」。
「何が正しいか」という話ではありません。

そして、くれぐれも自己責任でお願いします!

理想的なシワとは?

あくまでも、僕のスキル・好み的に理想に近いシワです!

「理想的なシワ」の2つのポイント!

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① 綺麗な線のシワが、平行に近い状態で2本入ること!

② 1本目と2本目の間が、「谷」ではなく「山」のように盛り上がること!

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① 綺麗な線のシワが、平行に近い状態で2本入ること!

途中で上下したり急な角度が付かないよう、綺麗な線を描くようにします。

また、2本のシワが並行になるようにします(「並行は不自然」という方は調整して下さい)。

こういうランダムなシワが入らないよう、目立つシワは2本にします。

② 1本目と2本目の間が、「谷」ではなく「山」のように盛り上がること!

こちらは、上手く「山」を作れました!

他方こちらは、「山」にしたい部分が「谷」のように凹んでいます。
これは、今の方法を編み出す前の靴。

「山」と「谷」は、これくらい違います!
もちろん好みですが、「山」の方がダイナミック。

シワ入れの具体的方法!

ここから、具体的な方法を解説します!

1.事前準備!

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① クリームを塗る
② 直前に履いて温める

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革を柔らかくするため、クリームを塗ります。

オススメは、シミになりにくいエム・モゥブレィ「デリケートクリーム」。

甲周りに加え、靴の内側も塗ります。
慎重に行くなら、2日連続で塗ります(都度拭き取ります)。

「体温で革が柔らかくなる」と聞いたので、シワ入れ直前にしばらく履いて温めます。
ジワーッと温かさを感じるまで、20~30分程履いたまま。

効果は不明ですが、効果がありそうなことは全部やります!

2.シワ入れ!

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① 片足ずつ行う(もう片方は脱いだ状態)
② 靴下を二重に履く(フィット感を高めるため)
③ 慎重に靴を履く
④ 靴紐をしっかり締める
⑤ 1本目のシワの位置を決め、ペンで少し痕を付ける
⑥ ペンを強く押し当てた上で、少しずつ踵を上げる
⑦ 「山」が出来るのを確認しながら、更に踵を上げる
⑧ 2本目を入れる場所まで盛り上がってきたら、1本目から2本目にペンを移してシワを調整しながら踵を上げる
⑨ その後は1本目・2本目を何度も行き来して、微調整を繰り返しながら踵を上げる

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ペンの種類

・太すぎず、細すぎず、太さが極力均一なもの。
・強く押し当てるので、硬い素材にする。
・ペンのクリップ等で靴を傷付けないように注意。

ペンを強く押し当てるのがポイント!

「山」を作るには、とにかくペンを下に向かって強く押し当てます。

なぜなら「谷」になる理由は、靴と足の間に空間があるからです。

「山」と「谷」の理屈を解説!

ここから踵を上げると…

矢印の方向に力が掛かります。

空間が無い場合は、すぐに力(革)が上に逃げます。
これが、「山」になる原理です。

空間があると、革がその空間に逃げることで凹みます。
これが、「谷」になる原理です。

そこでペンを強く押し当て、人工的に空間が無い状態を作ります。
つまり、「革が上に逃げるしかない状況」を作るわけです(元々空間が無い方は不要)。

これは非常に重要で、これに気付くまでに長期間掛かりました。
そしてこれに気付いてから、シワ入れの精度が格段に上がりました!

具体的に解説!

まず1本目のシワに狙いを定め、軽く痕を付けた後、ペンを押し当てます。
「シワを誘導する」というレベルではなく、空間を無くすためにグーッと押さえつけます。

※写真では片手で持ってますが、実際は両手(以下同様)。

徐々に「山」が出来ているか見ながら、慎重に踵を上げます。

上手く出来ない時は、更に力を加えるとか、ペンを変えるといった対策を取ります。

踵を上げて行くと、2本目を入れる場所まで少し盛り上がります。
ここで1本目から2本目にペンを移し、同様に強めに押さえます。

そして「山」が前に行き過ぎたり、線が崩れないように調整しながら踵を上げます。

その後は1本目・2本目を何度も行き来して、微調整を繰り返しながら踵を上げます。

とにかく焦らず、ゆっくり慎重に!
また、強く押し当てる際に傷付かないように注意して下さい。

どうしても思い通りに入らないこともあります。
その場合は無理せず、靴に合わせて落とし所を探って下さい。

同じ方法でも、同じようにはならない!

今回の方法で何足もシワ入れしましたが、

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・すんなり行く時もあれば、苦戦する時もあります。
・モデルによって、シワの入りやすさと形は変わります。
・靴のサイズが大きい方が、ダイナミックなシワになります。

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つまり、同じ方法でも、同じようにはなりません。
ただ、「大失敗」は無くなりました!

実践編・動画編として、未使用品の「シワ入れの儀」をご紹介!

まとめ

シワ入れが苦手な僕が、ようやく確立したシワ入れ方法をご紹介しました!
シワ入れの是非や好みは人それぞれですが、一人でも多くの方の参考になれば嬉しいです!

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